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松岡圭祐 千里眼 キネシクス・アイ 読破

キネシクス・アイとは、「千里眼」=「岬美由紀」の事だとおもっていたが、そう安易なネーミングでないことが読み進んでわかった。本書の読み方は、まずDVDを見てから読むように指示されている。例によって、過去の千里眼シリーズをまったく読むことなくキネシクス・アイをよんでも大丈夫なつくりだと解説には書いてあるがあえて否定したい。できれば先に読みたいのは、次の作品
クラシックシリーズ 
1)千里眼完全版 2)ヘーメラーの千里眼 
その他のシリーズ
3)蒼い瞳とニュアージュ完全版 4)蒼い瞳とニュアージュII 千里眼の記憶 
新シリーズ
5)千里眼The Start 6)千里眼シンガポール・フライヤー 7)千里眼優しい悪魔

解説に書いてるように本書はクラシックシリーズと新シリーズを兼ね備えた作品といえ、夏に出版されるクラシックシリーズの11(ブラッドタイプ)・12(背徳のシンデレラ)をもってクラシックシリーズ完全版は終了するはずなのであとは、クラシックだキネシクス・アイは、今まで空白だった小学生の岬美由紀が登場する。あとは中学生が空白。防衛大学を志望するまでは、確か成績の悪い生徒のはずなのにキネシクス・アイにでてくる岬美由紀は、頭脳明晰で、成績は、異常なほど優秀。何故か、当時より動体視力が優秀だ。まあ、そうでないとエピソードがつまらないので良しかな?

松岡圭祐 千里眼 キネシクス・アイ 奥田恵梨華


千里眼 キネシクス・アイを、3/26にやっと入手できた。25日の発売日から書店をまわったが店頭になく、26日に紀伊国屋(大阪梅田本店)で、カウンターの店員にたずねたところ大阪では26日の入荷だったそうで、カウンターで取置していますとのこと。書棚に並んでいない。早速購入したが、著者、松岡圭祐氏のサイン入りだった。ちょっとうれしい。シリーズ10周年記念企画で、フェア実施店だけの限定発売

まず、驚いたのが本の大きさ。そういえば紀伊国屋の店頭で、検索したときにB5と書いてあったが、まさに辞書状態。厚みだけでも3倍近くあるが、ページ数では、367ページ(千里眼とニュアージュ完全版(下)に対して、518ページで、2倍も無い。紙が違うようだ。文字も大きく単純に外観だけでは判断できない。 税込み2520円

左が、著者の松岡圭祐氏の直筆サイン。裏に岬美由紀を演じた奥田恵梨華さんのサインが、もしかして?と期待したが無かった。今回の目玉は、DVDが付属していることで、そこで、岬美由紀を演じているのが、奥田恵梨華さん。どうも映画で岬美由紀を演じた水野美紀さんのイメージが強くて、オーディションで審査員が全員一致で岬美由紀に選んだという奥田恵梨華さんってどう?状態だったけどキネシクス・アイ動画をみたらあっさりなじんでしまった。はい!間違いなく岬美由紀です。

奥田恵梨華さんは、自身のBlogで、スーパーアイドル岬美由紀を演じるには、私の声が低くってと書いていましたが全然大丈夫です。水野美紀さんとはまた違った感じで仕上がっています。演技は予想以上に上手かったです。難点は、やはり予算なんでしょうか?冒頭の戦闘シーンでノンクオリアのミサイル攻撃で全滅する戦車部隊の戦車が止まってるのが不自然。ステルス戦闘機がフラフラしていて円谷プロならもう少し上手く撮ったかな?。友里佐和子は、いただけませんでした。田島令子さんは、松岡氏の希望だったということだけど黒木瞳さんの笑顔の友里佐和子とくらべて表情が変わらないのが不満でした。鬼芭阿諛子(峰えりか)の台詞が、「母」一言だったけど続編の含みがあったので期待しています。